子供は大人に比べて体温調節機能が未熟であり、熱中症のリスクが高い存在です。しかし、「熱中症でトイレの回数が増える」という初期症状は、子供の場合特に見過ごされやすいかもしれません。私自身も子を持つ親として、子供の体調変化には細心の注意を払っていますが、この症状については改めて認識しておくべきだと感じています。子供は、遊びに夢中になると喉の渇きを感じにくく、自分から水分補給を訴えることが少ない傾向にあります。また、汗をかく量も大人に匹敵するか、それ以上に多いため、体内の水分と電解質が急速に失われやすいです。このような状況で、熱中症の初期に「トイレの回数が増える」という頻尿の症状が現れることがあります。これは、大量発汗によって体内のナトリウム濃度が相対的に低下し、体が浸透圧のバランスを取るために一時的に過剰な水分を排出しようとする反応と考えられます。しかし、子供の場合、遊びに集中しているとトイレに行くことを我慢してしまうこともあります。また、親も子供が頻繁にトイレに行くこと自体を、単なる生理現象と捉えてしまい、熱中症のサインであることを見逃してしまう可能性があります。頻尿が見られた後に適切な対処がされず脱水が進むと、子供はあっという間に重度の熱中症に陥る危険性があります。めまい、頭痛、吐き気、だるさといった症状だけでなく、意識が朦朧としたり、けいれんを起こしたりすることもあります。したがって、夏場の暑い時期に子供がいつもより頻繁にトイレに行くことに気づいたら、それは熱中症の初期サインである可能性を疑い、すぐに涼しい場所へ移動させ、水分と塩分を補給させることが重要です。スポーツドリンクや経口補水液を少量ずつこまめに与え、体を冷やすようにしましょう。また、屋外での遊びや運動をする際には、必ず定期的に休憩を取り、水分補給を促すように心がけることが、子供を熱中症から守るために不可欠です。
子供の熱中症と頻尿の注意点