あの日、時計の針が深夜2時を回った頃、私は隣で寝ていた4歳の息子の異変に気づきました。異常なほど体が熱く、苦しそうな寝息を立てていたのです。慌てて電気をつけると、息子の顔からお腹、手足にかけて、まるで地図のような巨大な赤い盛り上がりが無数に広がっていました。体温を測ると39度5分という高熱。蕁麻疹は見る間に広がり、小さな体が赤く腫れ上がっていく様子に、私はこれまでに感じたことのない恐怖を覚えました。食べ物のアレルギーなのか、それとも何か恐ろしい伝染病なのか、パニックになりそうな心を必死に抑えて救急外来へ電話をかけました。タクシーを飛ばして病院に到着すると、そこは深夜にもかかわらず多くのスタッフが慌ただしく動いていました。診察室で医師は、息子の呼吸音を確認し、喉の腫れがないかを慎重にチェックしました。医師の説明によれば、これはウイルス感染に伴う蕁麻疹熱の一種であり、体内の免疫システムがウイルスと戦う過程で皮膚に強く反応が出ている状態とのことでした。幸い、呼吸器への影響や血圧の低下は見られなかったため、その場で抗ヒスタミン薬の点滴と解熱剤の処置を受けることになりました。点滴が始まってから1時間ほど経つと、あんなに激しかった蕁麻疹が少しずつ引いていき、息子の呼吸も穏やかになっていきました。医師からは、子供は免疫系が未発達なため、風邪の初期症状としてこのように劇的な蕁麻疹と発熱が同時に出ることがあると教わりました。しかし、もし声が掠れたり、ゼーゼーという音が聞こえたりした場合は、気道が腫れているサインなのですぐに救急車を呼ぶべきだったという話を聞き、背筋が凍る思いがしました。翌朝、熱はまだ微熱程度に残っていましたが、蕁麻疹は嘘のように消え去っていました。この体験を通して痛感したのは、蕁麻疹熱という言葉の裏にある「全身症状」の重みです。単なる痒い発疹だと思って侮っていると、体の中で起きている激しい炎症を見逃してしまう危険があります。深夜の救急外来での張り詰めた空気、点滴を見つめながら祈るような気持ちで過ごした時間は、親として一生忘れることのできない記憶となりました。発熱と蕁麻疹がセットでやってくるとき、それは体が全力で何かに抵抗している証拠です。そのサインを見逃さず、迅速に専門家の助けを借りることが、いかに大切かを身をもって学びました。それ以来、私は子供の体調管理において、皮膚の変化を熱と同じくらい重要な指標として観察するようにしています。あの夜、迅速に処置をしてくださった医療スタッフの方々への感謝とともに、突然の病に立ち向かう強さを息子からもらった気がした、忘れられない一夜の記録です。
深夜に子供が発熱と蕁麻疹に襲われた恐怖と救急外来での看病記録